何か、誰かのために出来ることはないかと考えた結果、マスクを量産することにしました。
手を動かしていると、少しだけ不安も和らぎますね。

今は旧式機でもメーカーがpdfの説明書を用意してくれているので助かります。
PCとスマホの両方に入れて、いつでも見られるようにしました。
試作を重ねた結果、自分が出す飛沫が遠くに飛ばないようにする&汚染しているかも知れない手指で鼻や口の粘膜に触れないようにするためのマスクを主に製作することにしました。
キッチンペーパーを組み合わせたウイルスそのものを阻止する能力を幾らか付与できる、香港タイプのマスクも作ることが出来ますが、実際に作って外に仕事に出たところ、歩き回ると呼吸が苦しくなることが分かりました。N95マスクの使用感に近いですね。逆に言えばN95マスクに近づけることが出来たとも言えるのですが、日常使いにはちょっとしんどいです。こっちはリクエストに応じて作る受注生産にしようかなぁと考えています。
一枚一枚を独立して作っていくと効率が悪いので、それぞれの工程を集中して行うことにしました。まずは生地の切り分け。

そして縫います。ミシンを借りられたので、手縫いとはまた感覚が違ったのですが、枚数を縫っていく毎にだんだん慣れてきて、ペースも上がってきました。

ただ、耳を掛けるゴム紐が何処に行っても売り切れで、代替品を探さなければなりません。伸縮性が大一なのですが、そこにコストと耐久力を加味して考慮した結果、超極太のアクリル毛糸と、オイルシーリング用のゴムパッキンを組み合わせてみたのが一番しっくりきました。長さの調節が出来るようになったことで、紐に必要な伸縮性がそれほど豊富でなくても用を満たせますし、顔の大きさや形に合わせた調節も固定のものよりずっと楽です。紐を引いて密着させると、ゴムと毛糸の摩擦で、案外緩みません(緩んだらまた紐を引きます)。



何より借り物だから故障はさせたくないw
一枚ごとに掛かる時間も少しずつ短くなってきました。作業効率を常に考えて、一枚でも多くのマスクを作ってお役立て頂けるように頑張ろうと思います。