新元号が「令和」に決まって、いよいよ御譲位が間近に迫ってきたことをひしひしと感じます。また、地元熊谷でも、国宝・妻沼聖天山で23年ぶりの御開扉(いわゆるご開帳です)が16日から催されることになっていて、世紀末のカウントダウンを思い出すような、なんとも言えないふわふわ感、わくわく感のようなモノに包まれています。国宝指定されてから最初の御開扉で、今までにない賑わいになりそうです。周辺を歩行者天国にしたり、パークアンドライドを実施したりと、様々な準備がされているようですので、ご来山をご検討の皆様は、詳しくお問い合わせ頂いてからがお勧めです。
さて、そんな中。先月3月は暖かくなる予報だったものの、後半から出入りの激しい展開になり、思った以上に肌寒い日も多かったです。おかげで桜の開花が大分延びて、この入学式シーズンに良い感じを保てているのですが、この不順な天候に翻弄されて、体調を崩されてお越しになるお客様も多かったですね。
今の日本上空は、北に陣取る冬の空気と、南から攻めてくる夏の空気が、毎日相撲をしているような感じです。その日の星次第で急に寒くなったり、暑くなったり、一日の朝晩で大きな気温の差が発生したりします。急に変化する外の環境に対応するため、体内環境を一定に保つ係の自律神経もてんやわんやです。加えて、自律神経は急な温度の変化に対応するのが余り得意ではありません。急に暑くなっても、体温を逃がしきれずに、のぼせたり熱中症になったりします。急に寒くなっても、体温を保ちきれずに身体を冷やし、風邪などの感染症にかかりやすくなったりします。
こういうときは、私たちが自律神経の働きをサポートしてあげるのが良いですね。具体的には、体温調節を意識した服装と運用をすることです。「昼間暖かそうだから」と朝から薄着で出かけたり、「朝が寒いから」と分厚いコートの下に薄着で出かけたりするのは余りお勧めできません。薄手の長袖を二重三重に着て、その時の気温状況に合わせて脱いだり着たりすると、暑さに苦しむことも、寒さに凍えることもありません。
また、GW明け位までは、今日のように日中の天気が良い日には汗ばむほどの陽気になり、気温が上がることで相対的に湿度が著しく低下します。喉鼻の粘膜が乾きやすくなり、風邪を引きやすくなったり、花粉症の症状が強くなったりする原因になります。冬場と同じく、室内は加湿、こまめな水分補給、ガムや飴で唾液分泌促進、マスクで粘膜の保護などが有効です。

写真の一つもないとちょっと殺風景なので、我が家の春を。
今の時期、野菜農家をやっている伯母夫婦が、出荷向きでないカブを沢山持ってきてくれます。これをシンプルに塩もみしたものが、毎日のように食卓に上がるようになると、本格的に春が来たなと感じます。切り落とした葉っぱも味噌汁の具になっています。
カブは、ご来店/ご来院の皆様へのお土産としてお配りすることがあります。入荷のタイミング次第ですね。