【はじめに結論】
[1] 週末頃には天気が崩れ出す予想になっています。ご予定の検討を。
[2] 台風18号の接近も予想されます。減災のための準備を怠りなく。
[3] 天気や気圧が大きく変化します。体調管理にご注意を。
朝から良く日が照って、これぞ晩夏といった面持ちになりました。日向に車を2時間も放って置いたら、ダッシュボードの炭酸水がいい感じのホットになっていました。甘い炭酸水でなかっただけ良かったのですが、なかなかののどごしです。
とはいえ、この天気は、この後も暑い日が続くことを示しません。空を見上げると巻雲(けんうん)が空のあちこちに帯を成しています。この雲は、雲が出来うる高さの一番高いエリアに存在するもので、前線に伴う雨雲の帯の一番端っこに発生しやすい特徴を持っています(巻雲がある先に必ず前線があるわけではありません)。直ちに天気が悪化する訳ではないけれども、徐々に訪れる変化に注意しましょう、というサインだとお考え下さい。週間予報を見ても、金曜までは晴れて天気が良さそうですが、土曜日以降は崩れる予報になっていますね。お出かけの予定がある場合は、ご予定の再考・検討や、十分なご準備を。
また、巻雲は、台風の通り道であるジェット気流に沿って出来やすい特徴も持っています。只今先島諸島を横断していて、これから中国大陸の前でくるっとターンする予測になっている台風18号が、このジェット気流に乗って飛ばされてくる見込みで、土曜日以降に九州以東の日本列島に接近・上陸する可能性が高くなりつつあります。しかも、ターン後の進路の予想が難しく、予報円が大変大きくなっています。どこに向かってきてもおかしくない状況です。雨や風への備えは、ギリギリになってからだと間に合わなかったり、却ってリスクを高めたりすることがありますので、是非ともお早めに。風で飛ばされやすいものの固定や屋内への退避、ハザードマップで避難場所・経路の確認などをお願いします。
そして、大きな災害に繋がらなかったとしても、気圧の低い台風が接近してくると、いつも以上に大きな気圧の変化になります。また、台風に伴って強い風が吹くことで、所によってはフェーン現象が起こって気温が急に上がったり、冷たい北風が流れ込んできて気温が下がったりといった、急激な温度の変化が起こりやすくもなります。気圧でも気温でも、急激な変化は自律神経を強く刺激し、変調させ、体調に不調を来す原因になります。日中は暑いですが、日が沈めば涼しくなりますし、お身体を冷やしすぎない様に、服装にも気を配って頂けると幸いです。