報道等でご存じとは思いますが、台風21号の爪痕も新たな中、台風22号が接近してきております。前線や偏西風との位置関係上、進路の予想がなかなか難しく、気象庁も苦慮しているようです。昨日の情報が全く活きない可能性もありますから、こまめに情報を確認することを強くおすすめします。

※画像は気象庁の台風情報ページから

昨日までの予報よりは若干日本列島寄りのコースを取るように予想進路がアップデートされていますが、太平洋上の島嶼部を除いては、中心付近が近接するようなルートは取らない見込みです。

今回の台風で問題になるのは、台風そのものではなく、台風がエネルギーを供給して強化してしまう秋雨前線です。

※画像は気象庁の天気図ページから

台風は明日10/28土曜の朝に沖縄本島に最接近した後、進路を北、次いで東に変えて太平洋上を東に向かう見込みですが、台風に吹き込む太平洋上の湿った空気が、日本列島に沿って近づいてくる秋雨前線に流れ込むため、雨を降らせる能力が格段に上がります。風向きによっては断続的に猛烈な積乱雲が発生し、局所的な集中豪雨が発生する恐れがあります。台風21号によって地盤が既に緩んでいますから、崖崩れなどの土砂災害が発生しやすい地域にお住まいの方は、最大限の警戒を。ハザードマップの再確認をお願いします。