【最初に三行】
台風の中心が埼玉県を斜めに抜けていきます。強い風雨にご注意ください。
避難を想定してハザードマップと避難所の確認、貴重品持ち出しの準備を。
ガラスが割れる恐れがありますので、念のため、お休みの際はお手元に底のしっかりした運動靴と軍手を。
【本文】
台風の接近上陸が刻々と近づいてきています。既に暗くなっていて、雨も降っています。手元足下ともよくありませんから、この時間帯になってから外に出て何かを直したり押さえたり点検したりは、危険ですからお止めください。海辺、川岸、用水路などの水路が増水して、縁がどこにあるか判らなくなることがありますから、そうした場所にも近寄らないようにして下さい。
※画像は気象庁の台風情報ページから
台風の速度が大分増してきました。明朝午前9時に福島いわきの辺りに中心点があり、明朝6時が八王子付近という情報です。速度もその頃には60km/h程度に増速していると思われますので、埼玉県を南西から北東に向けて一気に斜めに駆け抜けていくでしょう。台風の最接近前後には風雨が非常に強くなる見込みです(台風の目に入るわずかな時間だけは和らぎそうです)。
台風の滞在時間自体は短くなりそうですが、台風の強風で発生する積乱雲が集中する場所では、局地的に大量の雨が降って、浸水の被害が発生する可能性があります。自治体の用意するハザードマップで、避難所と、安全な避難経路を確認しておくことをお勧めします。地下室などの低いところには長い時間留まらないで下さい。
速度が大幅に増したことで、台風の移動速度と、台風の中心に吹き込む風が合わさって、風速も大幅に増します。重量物が吹き飛ばされて衝突するリスクも同様に高まりますので、窓ガラスが割れる被害を想定しておくべきです。雨戸を閉められるところはすべて閉めて下さい。もしガラスが割れた場合、室内に飛散した破片でケガをしないよう、底のしっかりした運動靴や軍手などをご利用になると良いでしょう。念のため、枕元に両方とも置いておくことをおすすめします。
【追記】
台風の中心が通過した後、その中心を追いかけるように吹き込む、吹き戻しの風が強烈に吹きます。移動速度が増速していることもあり、吹き戻しの風はかなり強くなるでしょう。中心が過ぎた後も油断せず、しばらくの間は警戒を怠らないようにお願いします。